大学では3Dゲームの勉強をしていましたが、就職活動では興味のあったAndroidアプリの開発に取り組める会社を探していました。そんな中、目に留まったのが、フライトでした。説明会でロボットのPepper(ペッパー)開発の話を聞き、ロボットにも興味が湧いてきて入社することにしました。
入社後は希望通り、ロボット開発を扱っている部署に配属されました。Pepperについて学ぶ中で、Pepperを動かすためのアプリケーション開発は一般ユーザには難しく、機能も限られていると知り、「誰でも簡単にPepperを活用できるようにしたい」と考えるようになりました。それがきっかけで「Scenaria(シナリア)」の構想を思いつきました。
「Scenaria」はロボットのPepperやSota(ソータ)を動かすためのアプリです。初心者でもウェブ上で簡単にPepperやSotaの動作を設定することができます。
まだ入社1年目の新人だった自分の構想に、上司から「おもしろいね」と後押しがあり、現役エンジニアでCTO(最高技術責任者)でもある社長に直接提案をすることに。当時ほとんど話をしたことがなく、とにかく緊張しましたが「やってみよう」と言ってもらえて、とてもうれしかったです。
ロボットは未知の領域で、どう進めていけばいいのか手探りでした。開発チームは最初は1人でしたが途中で数名になり、一部機能については他社と協業するなど、みんなで「Scenaria」を完成させたときは大きな達成感がありましたね。
現在ロボットやAIなどの新しい技術を学ぶことができ、とても刺激的です。最近では「Incredist Premium(インクレディスト プレミアム)」という決済端末に触れる機会も増えました。当社では営業メンバーとエンジニアがプロジェクトチームを組み、直にお客様の声をうかがうので、スピード感をもって開発に取り組むことができます。
私にとってはどれも初めての仕事ですが、所属しているプロダクト&フィナンシャルサービス事業部には数十名のエンジニアがいて、わからないことは快く教えてもらえる雰囲気があります。大学で何を勉強したのかは、あまり関係ない。それよりも、新しい技術を学ぼうとする気持ちの方が必要とされる会社だなと感じています。
PepperやSotaは入社してからずっと一緒にいて、まるで家族のような存在です。すっかり愛着が湧いてしまって、これからもロボット開発は続けていきたいと思っています。
今後は学生当時にやってみたかったAndroidアプリ開発にも携わっていきます。AIについては、更に勉強したいこともあり、やりたいことは増えていきますが、社内で相談すれば自主的に勉強会が始まったり、社外のセミナー勉強会に行かせてもらえたり、恵まれている環境だと感謝しています。
フライトは、私のように若手であっても「やりたい」と声をあげれば、きちんと聞いてくれる会社です。意欲のある人には、ぜひ入社して欲しいと思っています。